毎朝毎晩声をかけ、草も、虫も、菌も、
元気に育つ田んぼで作ったお米にメッセージを込めました。
ただ美味しく食べて欲しい、
それは体がメッセージを受け止めてくれた証拠だから。
「美しいお米を地球の隅々まで広げて行きたい」という想いを込めて、
この玄米を八方美米<はっぽうびまい>と名付けました。
このお米があなたと出会うまで、多くの縁と導きに恵まれました。
自分が師と仰ぐ方が、本から色々学んでいたと思っていた自分に、こんなことを言ってくれました。
「本から学ぼうとするな!本を読むことは自分で気づいたことを
より明確にするための確認作業であって、知識を得ようするためではない」
自分が読んで来た本は、生活の中で芽生えていたものを
開花させてくれていたに過ぎないのだ、と気づきました。
自分の手足で稼いだ経験値からでないと身に付かないし、本物ではないと信じている師の
貴重なアドバイスでした。
自分の想いと共鳴した言葉を本から集めてみました。
八方美米の理念を表現してくれていると思ったので読んでみたください。
「百姓とは、百人の女性を生き生きさせること。」
ニンジンから宇宙へ / 赤峰勝人
これは、八方美米のメインテーマでもあり、自分のこれからの目標でもあります。
何とも魅力的に聞こえる言葉です。
「(日本人は)四季折々の豊かな植物や海産物に恵まれ、
自然と調和する事が最も平和で、案泰である事を
生まれながらに知っている国民である。」
みっつめの目 兎龍都 / 桜沢如一
朝日を浴び、沈む夕日には無心に手が合わさるお年寄りをみると
その体に染み込んでいる仕草は文化そのもので、学ぶべきことが多い気がします。
しかし、それを尊い目でみれるのは意外と外国からの旅行者だったりします。
日本にある大切なものが何なのかしっかり見えていないと、
いつの間にか消えてしまうのではないか、と危機感すら覚えます。
身の周りに当たり前にころがっている、日本の素晴らしい文化のかけらを拾い集めて、
大事にしていきましょう。
「食」を見つめ直すことをきっかけに皆さんと良い輪を広げて行くことが出来たら、
この上なく喜ばしいことだと思っています。
島袋隆史
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